新エネルギー利用促進の背景
わが国においては、石油依存度の低減というエネルギーセキュリティの観点はもとより、二酸化炭素等地球温暖化ガスの排出抑制、環境負荷の低減といった観点から、化石燃料に変わる新エネルギーの開発及び普及が重要な政策課題となっており、これは都市圏のみならず、地域における社会経済活動にも不可欠な課題といえます。
新エネルギーは、二酸化炭素の排出が少ないなど環境へ与える負荷が小さく、資源制約が少ない国産エネルギーであり、石油代替エネルギーとして、エネルギーの安定供給の確保、地球環境問題への対応に資することから、持続可能な経済社会の構築に寄与します。また、新規産業・雇用の創出等にも貢献するなど様々な意義を有しています。新エネルギービジョンの位置付け
苫小牧市では、恵み豊かな自然を守り、育み、環境の保全と産業を両立させてきたまちとしての礎を次代に引き継ぐべく、「人間環境都市」を宣言し、「福祉都市」「文化都市」「快適都市」「健康都市」「開発都市」を目標とする「苫小牧市総合計画・第4次基本計画」に基づき、市民と郷土を大切にしたまちづくりを進めています。「苫小牧市地域新エネルギービジョン」は、苫小牧のまちづくりの指針を示す「苫小牧市総合計画」の個別計画として、また、「苫小牧市環境基本条例」の理念・目標に沿って苫小牧市の新エネルギー導入の指針を示すとともに、住民との協働に基づく地域としての新エネルギーの導入や省エネルギーの普及啓発に関する総合的な計画として位置づけます。
苫小牧市地域新エネルギービジョン策定委員会
専門知識や地域からの意見を求め、具体的な検討を進めるとともに、ビジョンの具現化を図るために、学識経験者、経済団体、産業界、関連行政機関等からなる「苫小牧市地域新エネルギービジョン策定委員会」を設置し、調査検討にあたりました。苫小牧市地域エネルギービジョン策定委員会委員名簿
氏名 | 役職等 | |
委員長 | 谷口博 | 北海道大学名誉教授 |
副委員長 | 長野克則 | 北海道大学大学院工学研究科助教授 |
委員 | 清水祐一 | 苫小牧工業高等専門学校物質工学科教授 |
委員 | 福田隆至 | 苫小牧市テクノセンター館長 |
委員 | 宮本知治 | 苫小牧商工会議所副会頭 |
委員 | 石川栄治 | 北海道電力(株)苫小牧支店長 |
委員 | 井本博 | 苫小牧ガス(株)代表取締役社長 |
委員 | 安保和明 | 苫小牧熱供給(株)代表取締役社長 |
委員 | 島倉真吉 | 苫小牧自然エネルギー研究会代表 |
関係行政機関 | 小川孝樹 | 北海道経済産業局環境資源部新エネルギー対策課長 |
関係行政機関 | 古関邦夫 | 北海道経済部資源エネルギー課長 |
オブザーバー | 玄蛇正剛 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構北海道支部開発業務部長 |
事務局 | 坂井重宏 | 苫小牧市都市建設部次長 |
事務局 | 大塚光夫 | 苫小牧市都市建設部設備課長 |
事務局 | 谷尾裕之 | 苫小牧市都市建設部設備課主査 |
事務局 | 大垣守 | 苫小牧市企画調整部企画課企画係長 |
事務局 | 小玉一敏 | 苫小牧市企画調整部開発主幹付主査 |
コンサルタント | 濱田暁生 | (株)シー・アイ・エス計画研究所代表取締役 |
コンサルタント | 有我功 | (株)シー・アイ・エス計画研究所取締役研究部長 |
コンサルタント | 清水友康 |
(株)シー・アイ・エス計画研究所研究部主任研究員
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(順不同・敬称略)